ご挨拶
人は皆、幸せを願って生きております。
しかし、もう少し正確に言うと、「自分の幸せ」を 願って生きているのではないでしょうか。
ところが、「すべての人の幸せ」を願い、はたらき続けてくださっている方がいらっしゃいます。
それが、阿弥陀如来という仏です。
この仏の願いに遇った時、自己中心のモノサシで測っていた自分に気づかされます。
自分中心の軸にこうして客観的な気づきを与えてくれる教えが「南無阿弥陀仏」です。
「南無阿弥陀仏」のお念仏は、日ごろのわたしたちの欲望に左右されることなく、どんな状況でも変わらず失われることのない依りどころです。
いつでも、どこでも、だれでもできる、普遍の仏道です。
こうした気づきをいただきながら、些細な日常の幸せを再認識し、心の豊かさを育んでいく。
わたしたちも皆様と共に、気づきを得ながら精進していく次第であります。
合掌